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S.A.L.2024年度イベント「交差点」展示企画ご紹介!

執筆者の写真: S.A.L. 広報局S.A.L. 広報局

更新日:2024年12月17日


今回、私たちは展示と講演を交差させる場をつくります。


SHIBAURA HOUSEの1.2階を使い、SALの9つのプロジェクトとスタディーツアー、その他企画についての終日オープンの展示会を行います。活動を通して見て来た世界のことや、そこで得た悩みを、写真と文章で届けます。


そして5階では、特別講演企画を実施します。それぞれの世界で出会った方々をゲストに招き、講演会・対話会を実施します。彼らの活動や価値観を通して、私たちのこと、私たちの社会のことを見つめます。


今回は、9つのプロジェクトによる展示企画についてのご紹介です!


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HearToプロジェクト 「ことばで広げる世界」


ブース説明:

世界には、さまざまな挑戦をして多様な角度から世界を変えようとしている方々がいらっしゃいます。エシカルファッションにアフリカ農業、コオロギ食、世界一周youtuber、小説家と、キーワードはさまざま。今回の展示では、これまでHearToプロジェクトがお話を伺ってきた方の「ことば」を改めて読み直し、また届けたいと考えています。また、同プロジェクト主催のトークイベント「Polaris」では、「国際協力×平和」をテーマに、核兵器や戦争といった切り口から世界の今とこれからを考えていきます。


代表者コメント:中野真緒

「ヒトを映し出すことで、ヒトを動かす」

私たちは、世界をすぐに変えることはできないかもしれない。けれど、誰かの想いを聞いてまた誰かに届けることはできる。そこから始まる物語がある。

私たちは、世界で挑戦し活躍する方々へのインタビューを通して、さまざまな人の想いや新たな価値観を知り、それをさらに広げるお手伝いをしています。お話を伺う私たちの、記事をみてくださる方々の、世界を広げるお手伝い。知る機会を、向き合うきっかけを作りたい。そんな想いで、「ことば」を届けます。


ロヒンギャ難民プロジェクト 「あの子の目線の先に」


ブース説明:

子供たちと密にかかわって、彼らの人生を左右しうる“教育”の分野を担う。そんな責任を持ったプロジェクトです。子供達からの手紙や我々が作った教材、活動写真の展示を行い、これまでとこれからの活動について考え直します。








代表者コメント:石塚稜平

約2年間にわたり、オンラインや対面形式でロヒンギャの子供たちに学習支援をしてきました。すぐに成果は出ない分野だからこそ、一過性ではない、特別な信頼関係を大切に活動してきました。時間がかかるとはわかっていても、本当に今の活動に意味があるのか、押し付けになっていないか等葛藤は尽きません。それでもイベントを機に我々がしてきたことにどんな意味があったのか、今後の活動はどんな価値を生み出していくべきものなのかを立ち止まって問い直します。


BACKPACKER×Magadipita 「旅に還る −旅のさき、旅のあと。−」


ブース説明:

これまで私たちがS.A.L.の活動を通して考え続けてきた、「旅とは何か」という問い。旅に出ては悩み、考え、答えが出ないまま、また旅に出る。そんなことを繰り返しながら、私たちは旅と向き合い続けてきました。

「旅に還る」というタイトルには、そんな遠回りとも言えるような道のりに残された微かな足跡を辿ることで、いま立っているこの場所、そして、自分自身を見つめ直すきっかけを作りたいという思いが込められています。

ハルビン、ウランバートル、ダンバダルジャーという三つの旅先で旅人たちが綴った言葉、目にした風景をもとに、「旅とは何か」そして「なぜ私たちは旅に出るのか」を問い直します。


代表者コメント:佐藤夏帆、有馬優梨

S.A.L.にきて、初めて「旅」を味わったように感じます。現地に足を伸ばしているときだけではなくて、新たな国や「知」との「偶然の出会い」をしている私たちは、いつも旅のなかにいます。そんな私たちの「旅」を一緒に味わってほしい。世界を歩く旅人であり、言葉を綴る発信者である私たちの集大成です。


今回のイベントのテーマ「交差点」に込められた思いと同様、日常で交わることのない人やものとの出会いは旅の魅力の一つでもあると思います。このイベントもまた、そんな偶然の出会いが生まれる場であって欲しいという思いから、BACKPACKER × Magadipitaのコラボレーションが実現しました。展示を通して、これまで私たちがBACKPACKER、Magadipita、そしてS.A.L.という窓を通して見てきた景色を皆様にお届けできれば幸いです。


FoMプロジェクト 「あの子たちと私たち」


ブース説明:

「子どもたちにはどんな世界が見えているのでしょうか?」

ブースでは、FoMのコンセプト紹介を通じて、子どもたちの価値観について考えるきっかけをつくる企画や、世界の様々な子どもたちにフォーカスした展示を用意する予定です。

私たちの感じたことと、来場者の皆さん自身の視点を重ね合わせ、新たな発見や気づきの場となれば幸いです。




代表者コメント:岡島史佳

「子どもたちには、どんな世界が見えてるんだろう」

今の私たちと全く違う世界が見えてたり、案外あんまり変わらなかったり。

この問いには、答えはないと思ってます。

ただ、その子どもたちの世界を覗いてみることで、私たち自身の感じているものを再認識できたらいいんじゃないかと。

単に過去を懐かしむだけでなく、日々の中に新しい発見を生むカギになるはず。

是非足を運んでみてください。お待ちしております。



あじさいプロジェクト「原発事故から考える」



ブース説明:

あじさいプロジェクトは、福島第一原子力発電所での原子力災害についてさまざまな立場の方々のお話を伺い、学び、考え続けてきました。13年前に何が起きたのか、13年間何が起こってきたのか、そして私たちは私たちの未来をどう考えるのか。福島からゲストをお迎えして開催する講演と、浜通りで伺ったたくさんのお話をまとめた展示を通して、エネルギーと私たちの暮らしを共に考える機会を創出します。



代表者コメント:飛川優

あじさいプロジェクトはこれまで2年間、ほとんどセンドアウトの活動をせず、ひたすら浜通りに通い、原発事故について、そして現在の浜通りについて学び続けてきました。そして、複雑で簡単に答えを出すことのできないエネルギーの問題について考え続けてきました。今回、この2年間の集大成としてこれまでの私たちの学びと、伺ってきたたくさんのお話を共有し、少しでも多くの人に、エネルギーや私たちの暮らしについて考えてもらうきっかけにしたいです。


OIKOSプロジェクト「漂白化する日本」


ブース説明:

大都会・東京。その心臓部にそびえ立つ東京都庁は、この都市の象徴として、世界中から訪れる人々を魅了しています。その個性的で壮大な外観は遠くからでも目を引き、絶え間なく行き交う観光客たちが、展望台へと足を運んでいる姿をよく目にします。

しかし、その煌びやかなランドマークの足元では、人々の無関心にさらされながら、路上生活をしている人々がいます。

「他人に迷惑をかけないように」「他人のことに首を突っ込まない」そんな日本人特有の美徳によって、私たちはいつの間にか傍観者になってしまいます。そんないつのまにか傍観者となってしまった過去と向き合い、人々の無関心にさらされながら過ごす路上生活者たちと、炊き出しという活動を通して私たちが感じたこと、学んだことをお伝えする機会をつくります。


代表者コメント:萱原大智

誰しもが路上生活者たちの存在に気づきながらも、見て見ぬふりをし、心の中で目をそらしてきた過去があるのではないでしょうか。

そんな過去と向き合い、炊き出しという活動を通して、彼らと接するなかで初めて知った彼らの本当の姿があります。

彼らとの出会いを通して感じたこと、学んだことを、お伝えしたいと思います。


EthniCity Kawaguchiプロジェクト「混沌の只中に描く共生」


ブース説明:

川口エスニックフード祭りは、その華やかな表面の裏側で、多文化共生の理想を掲げながらも混沌と反発に揉まれ続けています。強まる外国人排斥の声や批判に晒され、料理やイベントに収斂されがちな「多文化」の限界に直面しながらも、問いを放棄することなく進んできました。その道は、矛盾と葛藤、痛みと混沌に満ちています。この試みがどこへ向かうのか、どんな未来にたどり着くのか——。

その答えはまだありません。ただ、悩むことに満足せず答えを求めて実行し続ける。社会のダイナミズムの中で、その果てには何が待っているのでしょうか。


代表者コメント:八重樫海斗

エスカワのブースは「混沌の只中に描く共生」と題して、華やかな表面の裏にひそむ混沌と反発の中で、私たちが直面する現実を描きました。社会課題をテーマにしたアクションには、理想と現実の間に大きなギャップがあり、時にその矛盾や混乱に苦しむこともあります。それでも、その現実と向き合い、経験を通して得た気づきや課題をなんとか文章にしてみました。

もしお時間が許せば、ぜひご覧いただけると嬉しいです。


CMプロジェクト「辺野古から基地問題を考える」


ブース説明:

地上戦を経験した場所であり、わずか52年前に日本に復帰した沖縄。

現在でも日本国内の米軍基地のうち約7割が集中しており、過剰な負担を強いられるとともに、有事への不安を抱えています。

私たちは今夏から辺野古へ通い始め、現地の方一人ひとりのお話を通じて基地を巡る問題の複雑さを痛感しています。そんな私たちが撮った辺野古でのインタビュー映像を上映し、皆さまと共に考える機会をつくります。



代表者コメント:鈴木貴大

当プロジェクトでは、今夏から辺野古へ通い始めました。私たちもまだ学び始めたばかりで、簡単に答えなど出ません。

ただ確かなのは、これは辺野古、沖縄の問題でありながら、日本の問題であり、私たちの問題であるということです。

来場される皆様とともに考える機会となれば幸いです。


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【日時】

12/13(金)16:00~21:00

12/14(土)10:00~21:00

12/15(日)10:00~19:00


【場所】

📍SHIBAURA HOUSE

 JR 田町駅芝浦口より徒歩7分

 地下鉄 都営三田線・浅草線 三田駅A4出口より徒歩10分


【クラウドファンディング】

現在、クラウドファンディングも行っております。ぜひ、このクラウドファンディングを通して、一緒にイベントを創っていただける方に巡り会えますと幸いです。

皆様のご支援、お待ちしております。


【イベント公式Instagram】

イベント「交差点」の詳細情報は公式Instagramからご覧ください!



S.A.L.一同、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。





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