大熊町での聞き書き活動(2019-2022)
2019年秋から2022年春にかけて、環境省、NPO法人元気になろう福島と連携して、
福島第一原発の立地する福島県大熊町にお住まいだった方々への聞き書き活動を行いました。
大熊町の方々の記憶や思い出を記録し後世に残すこと、またできるだけ多くの人にそれを伝えることを目的として、
3年弱の活動期間の中で、のべ30名近い方にお話を伺うことができました。
2019年秋から取り組んできた聞き書き活動の中で、
大熊町の皆さんから伺ったお話をまとめた冊子です。
今回完成した冊子には、これまでに伺った16組23名の方のお話と、
私達が作成した大熊町、震災に関連するコラムなどが掲載されています。
レイアウトにもこだわった自信作です。ぜひご覧ください!
聞き書きの記録
―聞き書きとは?
ある土地の方々のお話を伺い、記録に残し、世代を超えて共有・継承していく取り組みのことです。
聞き書きの目的はその人自身にフォーカスすることなので、例えば単純にその人の家族構を聞くだけでなく、
その家族の中でどのような幼少期を送っていたのかなどについても事細かに質問します。
また、聞き書きではその人のありのままの言葉を尊重するため、文章にする時でも語り手の口調をそのまま表現します。
そこに私たち(聞き手側)の解釈を加えたり、分かりやすく言い換えたりはしません。
―活動の歩み
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2019.10.19-20 聞き書き活動実施に向けたグループディスカッション
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2020.01.18-19 大熊町での聞き書き活動
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2020.02.07-08 大熊町での中間報告会
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2020.07.02 塩野米松先生による聞き書きの講義 (記事はこちら)
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2020.09.28 環境省による放射線講義 (記事はこちら)
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2020.11.15 渡部千恵子さんによるオンライン語り部
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2020.11.29 2020年度第1回 オンライン聞き書き活動
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2020.12.06 2020年度第2回 オンライン聞き書き活動
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2020.12.20 2020年度第3回 オンライン聞き書き活動
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2021.02.28 オンライン成果報告会
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2021.10~ 聞き書き活動の成果をまとめた冊子「架け橋」の制作を開始
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2022.3.24 聞き書きの話し手の方々への冊子完成報告会(記事はこちら)
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2022.3.29 大熊町吉田町長への冊子完成報告会(記事はこちら)
―取り組みの概要
協力:環境省事務局, NPO法人元気になろう福島