「遠くの誰か」を「あの国のあの子」に

 

 

 

「貧しい国に住む子どもたちの現状を知りたい」

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​そんな漠然とした思いから、私たちはこの活動を始めました。

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​訪問前に重視していたのは、どのような社会問題が起きているか、子どもたちがどれだけ苦しい環境に立っているのかという視点です。

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実際、そこでの暮らしは不便なことも多く、決して経済的に豊かとは言えません。

向き合わなければいけない問題はたくさんあります。

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​しかし、訪問中に私たちの目を引いたのは、子供たちの眩しい笑顔や、言葉が通じなくとも、無邪気に話しかけようとしてくる姿でした。そして、彼らにカメラを渡したときに見えた斬新な表現力、そこに浮かぶ文化や考え方には、とても驚かされたのを覚えています。

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彼らの生活や文化は、ただ生まれた環境が違うだけであって、「先進国」に比べて劣っている、ものではありません。そこには独特の魅力がたくさん詰まっています。

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​彼らに関する報道は、貧困問題など負の側面を伝えるものが多いです。それは、問題の解決に繋げる一つの手段なのかもしれません。

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しかし、そのような角度からの発信ばかりがされると、現地の人々に対する「かわいそうな人たち」という一元的なイメージは、増進してしまう気がします。

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私たちFocus on Myself は、あえて現地の問題を訴えるわけでも、第三者の視点から何かを伝えるわけでもなく、彼らの想いや感性を「子どもの視点でそのまま」お届けしています。

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子どもたちがいかに魅力的な生き方をしているか。自分とは異なる生活や考え方がどれだけ面白いか。

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​私たちの活動を通し、彼らが表現する世界の魅力を感じていただけたなら幸いです。