誰かのレクイエム

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「世界には、約72億もの人がいるといわれています。

この膨大な数字を前にして、ぼくたちはついあることを忘れがちだと思います。

 

それは、一人ひとりの感情が、その数字には内包されているということです。当然、一人ひとり、性格も違えば大切にしているものも違います。そこに、優劣はありま­せん。違うからこそ、ぼくたちは他者の感情に想いを馳せるべきではないでしょうか。

近しい人のみならず、テレビや新聞の向こうの人にも。

 

「東日本大震災」「イスラエルとパレスチナの争い」

テレビや新聞に触れて、これらの出来事を知った人も多いと思います。

津波に飲み込まれていく街をみて、悲痛の叫びをあげる人々。

空爆にさらされた我が子を、抱き締める母親。

 

これらの事実を画面や紙面を通して目の当たりにしたとき、当事者ではないぼくたちが、­彼らの感情に同化することは難しいかもしれません。結局は他人事かもしれません。

 

しかし、彼らはぼくたちと同じ「人」です。

大切なものは違えども、大切にしているものがあるということ。楽しいときは笑い、悲し­いときは泣く。それは同じです。

だからこそ、彼らの感情に想いを馳せ、少しでも自分の身に起きたことのように考えるこ­とができたら、彼らのために“しなければならない”ことではなく、“したい”と思える­ことを、見つけることができるのではないでしょうか。

 

今一度、近しい人からテレビや新聞の向こうの人にまで、想いを馳せてみませんか?

そうして「想いやり」の輪を広げることが、「平和」への一歩になり得ると、ぼくは信じ­ています。